【コスパ重視】10万円以内で行けるアジアの絶景スポット

「10万円で海外旅行なんて無理でしょ?」とよく言われますが、実はしっかり計画を立てれば十分に可能です。特にアジア圏であれば、航空券や宿泊費を抑えつつ、現地の物価の安さを活かせば、絶景を満喫することができます。

目次

◆ 海外旅行の主な費用内訳

10万円という予算の中で収めるためには、まず旅行費用の内訳を把握しておくことが大切です。

費目想定費用(目安)
航空券4〜6万円
宿泊費1泊2,000〜4,000円 × 5泊=1〜2万円
食費1日1,000円 × 6日=6,000円
現地交通費約3,000〜5,000円
その他(入場料、お土産など)約5,000円
合計約9〜10万円以内

もちろん、旅行時期や滞在日数、国によって変動はありますが、LCC(格安航空会社)や安宿、ローカルフードを活用すればこのような費用感で十分旅行可能です。

◆ コストを抑えるための3つのコツ

1. LCC(格安航空会社)を活用する

ピーチ、エアアジア、ジェットスターなど、日本からアジア各国への直行便が豊富にあります。手荷物の制限などに注意が必要ですが、航空券が往復2〜5万円台で手に入ることも珍しくありません。

2. オフシーズンを狙う

旅行のハイシーズン(ゴールデンウィーク、年末年始、夏休み)を避けることで、航空券やホテルの料金を大幅に節約できます。おすすめは5月中旬〜6月、9月、11月などの中間期です。

3. 現地通貨&キャッシュレスの併用

現地ではクレジットカードが使えない店も多いため、一部は現地通貨で用意しておきましょう。空港両替よりも、市街地の両替所や、ATMでのキャッシングがレート的にお得な場合が多いです。

タイ・チェンマイ 〜緑に囲まれた癒しの古都〜

タイ北部に位置するチェンマイは、バンコクよりも落ち着いた雰囲気で、山や森林に囲まれた自然豊かな都市です。歴史的な寺院やナイトマーケット、そして温かい人々に囲まれて、コスパ良く癒しの旅を楽しめます。

◆ 航空券:LCC利用で5万円以下も可能

日本からチェンマイへの直行便は少ないですが、バンコク経由でアクセスするのが一般的です。たとえば以下のようなルートが安く行ける代表例です:

  • 成田 → バンコク(ドンムアン):エアアジアで往復 約3〜4万円

  • バンコク → チェンマイ:タイ・エアアジアやノックエアで往復 約5,000〜8,000円

乗り継ぎの手間はありますが、全体で5万円以下に収まる航空券を取ることも十分可能です。

◆ 宿泊:1泊2,000円台でも快適に

チェンマイにはゲストハウスやホステルが多数あり、1泊2,000円〜3,000円台でも十分清潔で安心して泊まれる施設が揃っています。

おすすめ宿泊エリア:

  • ニマンヘミン地区:おしゃれなカフェや雑貨屋が多く、若者に人気

  • 旧市街エリア:歴史ある寺院が集中しており、観光に便利

※エアコン・Wi-Fi・ホットシャワー付きの個室も2,000円台で見つかります。

◆ 観光スポット:癒しと歴史を感じる旅

  • ドイステープ寺院(ワット・プラタート・ドイステープ)
    山の上に建つ名刹で、チェンマイ市街を一望できます。入場料は30バーツ(約120円)ほど。

  • チェンマイ旧市街と寺院巡り
    ワット・チェディルアンやワット・プラシンなど、歴史ある寺院が徒歩圏内に点在。

  • ナイトバザール
    毎晩開催されるナイトマーケットでは、ローカルグルメやお土産が豊富に揃い、食べ歩きが楽しい。

◆ 食事:ローカルグルメが安くて美味しい

  • カオソーイ(北タイ風カレーラーメン):40〜60バーツ(約200円)

  • ガパオライス、パッタイ:1食30〜50バーツ(約150〜250円)

  • 屋台フードも豊富で、1日1,000円以内で3食楽しめるのも魅力です。

チェンマイは、自然と歴史に包まれながら、心もお財布も満たされるコスパ旅の理想郷です。特に女性の一人旅にも人気があり、リラックスした時間を過ごしたい方にはぴったりの場所です。

ベトナム・ダナン 〜ビーチと街並みの融合〜

ベトナム中部の都市・ダナンは、青く透き通るビーチと洗練された街並みが共存する注目の観光地です。近年はリゾート開発が進みつつも、物価はまだ安く、コスパ良くリゾート気分を味わえる都市として人気を集めています。

◆ 航空券とホテルのセットプランでお得に

東京や大阪からダナンへの直行便は、ベトナム航空やLCCのベトジェットエアなどがあります。さらにお得に旅するには、航空券+ホテルのセット予約が狙い目。

  • ベトジェット利用:成田⇔ダナン 往復 約4〜5万円

  • セットプラン活用:航空券+3〜4泊ホテル付きで6〜7万円前後も可能

Expedia(エクスペディア)や楽天トラベルなどでセット検索するのがおすすめです。

◆ 宿泊:3,000円台でもビーチそばのホテルが多数

ダナンの宿泊費は比較的リーズナブル。ミーケービーチ周辺や市内中心部には、1泊3,000〜4,000円でプール・朝食付きのホテルが見つかります。

  • ミーケービーチエリア:海水浴や散歩に最適。観光客向けレストランも充実

  • ハン川周辺:市街地に近く、夜景や橋のライトアップが楽しめる

◆ 観光スポット:絶景と世界遺産の宝庫

  • ミーケービーチ
    ダナンを代表する美しい白砂のビーチ。入場無料で、のんびり海を眺めるのに最適。

  • 五行山(マーブルマウンテン)
    石灰岩の山に寺院や洞窟が点在。登山と絶景スポットが楽しめ、入場料は約40,000VND(約250円)。

  • ホイアン日帰り旅行
    世界遺産の古都ホイアンまでは、車で30分ほど。ランタンの灯る夜の街は幻想的。往復タクシーで約1,500〜2,000円。

◆ 食費:1食300円でも大満足のローカルグルメ

  • バインミー(ベトナム風サンドイッチ):20,000〜30,000VND(約120円〜180円)

  • フォー(米麺スープ):30,000〜50,000VND(約180〜300円)

  • 海鮮BBQや鍋料理も1,000円以内でシェア可能

地元の屋台や食堂を活用すれば、1日900円以内でもお腹いっぱいに

◆ 移動手段:Grabで快適&格安

ベトナムではタクシーよりも配車アプリ「Grab(グラブ)」の利用が主流。

  • アプリで料金が事前にわかる

  • バイクタクシー(GrabBike)ならさらに安い

  • 空港送迎も割安で利用可能

マレーシア・ペナン島 〜多文化が交差する美食の街〜

マレー半島の西側に位置するペナン島は、「東洋の真珠」とも称され、歴史・文化・自然・グルメの全てをコンパクトに味わえる魅力あふれる島です。なかでも、首都ジョージタウンは世界遺産にも登録されており、中華・マレー・インドなど多文化が混ざり合った街並みと料理が楽しめるコスパ最強の旅先です。

◆ 航空券:LCCで6万円以内に収まることも

日本からペナンへの直行便はないものの、クアラルンプール経由でアクセスが可能。LCCをうまく活用すれば、総額で6万円以下に収まるルートもあります。

  • 成田 → クアラルンプール(エアアジア):往復 約4.5万円〜

  • クアラルンプール → ペナン:LCC利用で往復 約5,000〜8,000円

※航空券比較サイト(例:スカイスキャナー)を活用すると、より安いルートが見つけやすいです。

◆ 宿泊:安くて快適なホテル・ゲストハウスが豊富

ジョージタウンを中心に、1泊2,500〜4,000円台のホテルやゲストハウスが多数あります。英語が通じやすく、設備も整っているため、初心者にも安心です。

  • リノベーションされたコロニアル風建築の宿も多く、雰囲気抜群

  • 長期滞在向けの宿も多く、1週間で1万円台のプランもあり

◆ 観光スポット:歴史とアートの街歩きを満喫

  • ジョージタウンのストリートアート巡り
    壁一面に描かれたアート作品が街中に点在。無料で楽しめ、フォトスポットとしても人気。

  • ペナン・ヒル(升旗山)
    ケーブルカーで標高800mの展望台へ。街と海を一望できる絶景スポット。往復チケット約30リンギット(約950円)。

  • クーコンシー寺院やブルーマンションなど、中華文化の面影を残す歴史的建築も多数。

◆ グルメ:屋台天国!世界的に評価されるB級グルメ

ペナンは「アジア屈指のグルメ都市」としても知られています。屋台やホーカー(フードコート)では、1食200〜400円程度で驚きの美味しさが楽しめます。

  • チャークイティオ(炒め米麺):5〜6リンギット(約180円)

  • アッサムラクサ(酸味のある魚介スープ麺):4〜5リンギット(約150円)

  • ロティ・チャナイ(インド系パンとカレー):2〜3リンギット(約80〜100円)

複数の料理をシェアして、少額でたくさんの味を楽しめるのも魅力です。

◆ コスト感と旅の快適さが絶妙に両立

ペナンは、食費も宿泊費も安い上に、治安が比較的良く、英語が通じる環境が整っています。LCCの路線も充実しているため、マレーシア国内や周辺国へのアクセスも良好。コスパを重視しながらも、ちょっと大人の文化旅を楽しみたい人にはぴったりの目的地です

カンボジア・シェムリアップ 〜アンコールワットの神秘を間近に〜

カンボジア北西部に位置するシェムリアップは、世界遺産アンコール遺跡群の玄関口として知られています。壮大な歴史遺産と素朴な街並みが共存し、「一度は見たい絶景」×「抜群のコスパ」を両立できる、まさに穴場の旅先です。

◆ 航空券:LCCや経由便で6万円前後に抑える

直行便はないものの、バンコクやクアラルンプールを経由するルートで往復6万円前後の航空券を確保できます。

  • 成田 → バンコク(LCC利用):往復約3〜4万円

  • バンコク → シェムリアップ:往復 約1.5〜2万円(バンコク・エアウェイズやベトジェット)

オフシーズンやキャンペーンを狙えば、総額5万円台での渡航も十分可能です。

◆ 宿泊:1泊1,000円以下の宿も珍しくない

シェムリアップは、宿泊費が非常に安価で、バックパッカー向けゲストハウスなら1泊700〜1,500円程度

  • プール付きホステルやおしゃれなブティックホテルも2,000〜3,000円台で予約可能

  • パブストリート周辺に宿を取ると、観光・食事・夜遊びにも便利

安いだけでなく、親切なホストが多いのも特徴です。

◆ 観光スポット:世界遺産「アンコール遺跡群」

  • アンコールワット:日の出の絶景が特に人気。入場券(1日券)は37ドル(約5,700円)

  • アンコール・トム/バイヨン寺院:巨大な顔が彫られた神秘的な遺跡群

  • タ・プローム寺院:映画『トゥームレイダー』のロケ地。ガジュマルの根が遺跡を包む姿が圧巻

遺跡巡りにはトゥクトゥクの1日チャーター(約1,500〜2,000円)が便利でお得です。

◆ 食費:ローカルグルメは安くて味も◎

  • クメール料理(アモックやロックラック):1食2〜3ドル(約300〜450円)

  • 屋台ご飯やバインミー(サンドイッチ):1ドル台で満足

  • ビール1杯50セント(約70円)以下という驚異の安さ!

おしゃれなレストランでも、ディナーが1,000円前後でフルコースレベルです。

◆ その他のコスパポイント

  • 移動はトゥクトゥクやレンタサイクルが中心。タクシーの必要がなく格安で移動可能

  • 英語が通じやすく、観光客に親切な街並み

  • マッサージ1時間5ドル(約750円)など、リラクゼーションも安価で楽しめる

シェムリアップは、世界レベルの絶景と「ありえないほどの物価の安さ」を両立できる、コスパ旅行の最終兵器ともいえる都市です。歴史ロマンに浸りたい方、非日常を味わいたい方には最適です。

最後に、旅の選び方や計画の立て方についてまとめる最終章(まとめ)に進めてもよろしいでしょうか?

どこに行くかは目的次第!自分に合った「絶景×コスパ」旅を

ここまで、10万円以内で行けるアジアの絶景スポット5選をご紹介してきました。それぞれの都市には独自の魅力があり、「何を重視したいか」によって最適な旅先は変わってきます。

行き先特徴こんな人におすすめ
チェンマイ(タイ)自然と寺院、リラックスした雰囲気のんびり過ごしたい/女性の一人旅にも◎
ダナン(ベトナム)ビーチ+街歩き、ホイアン日帰りも可能海も街も楽しみたい/グルメも大事にしたい人
ペナン島(マレーシア)多文化と美食、世界遺産の街並み食べ歩き好き/アート・文化に触れたい人
シェムリアップ(カンボジア)世界遺産・歴史遺跡・格安グルメ世界の絶景を見たい/遺跡巡りをしてみたい人

◆ 自分に合った旅を見つけるためのヒント

  1. 何を最優先にするかを決める
    ビーチ・歴史・自然・グルメ……まずは「自分が旅で一番楽しみたいもの」を明確にしましょう。

  2. スケジュールと予算感をチェック
    スカイスキャナーやGoogleフライトで航空券を比較し、希望の旅先が予算内に収まるかを確認。

  3. 旅行アプリやサイトを活用する

    • 航空券:スカイスキャナー、Googleフライト

    • ホテル予約:Agoda、Booking.com

    • 宿泊+航空券セット:Expedia、楽天トラベル

    • 移動手段:Grab、Rome2Rio

  4. 早めの予約がコスパの鍵
    特にLCCは「早く予約するほど安い」仕組みなので、2〜3ヶ月前の予約が狙い目です。

◆ 今こそ「安くて価値ある旅」を実現しよう

円安・物価高が続く中でも、**東南アジアは日本人にとって依然として「お得な旅先」**です。10万円という予算の中でも、工夫次第で「一生の思い出になる旅」ができます。大切なのは、しっかりと情報を集め、自分に合ったスタイルで計画を立てること。

忙しい日常を離れて、あなたも絶景と感動が待つアジアの旅に出かけてみませんか?