デジタルデトックスって聞いたことありますか?
脳を疲労させてしまうデジタル機器の使用を控えて心身を休めることを指します。
子育て中、つい頼ってしまうのがテレビや動画。私も子どもに「見せすぎかな?」と不安になることがよくあります。
でも、テレビや動画があるからこそ助かっている場面もたくさんあります。たとえば、子どもが夢中でアニメを見ている間に夕飯の準備がスムーズに進むことも。親のちょっとした休憩時間としても、テレビのおかげで助けられることが少なくありません。
子育てにデジタルデトックスは必要なのでしょうか?今回は、「子育て」「デジタルデトックス」「テレビ」をテーマに、テレビとの上手な付き合い方についてご紹介します。
子育てとテレビ|なぜ頼りたくなるのか?
子育て中って本当に忙しいですよね。ごはんの準備、洗濯、掃除…やることが山積み。そんな時、子どもがテレビに集中してくれると、その間に家事ができるので、本当に助かります。
私も子どもが幼い頃、30分でもテレビに集中してくれたら「よし、いまのうちに!」と家事を進めていました。特に、少し大きくなってテレビを見てくれるようになると、自分の時間が確保できるようになり、気持ちが楽になったことを覚えています。
また、天気が悪くて外に出られない日や、こちらの体調が悪い時は、テレビが心の支えになることもありました。「今日はしんどいな」と思う日は、子どもと一緒にお気に入りのアニメを観ながらのんびり過ごすのもアリですよね。
ただ、一方で子どもがテレビに夢中になりすぎると、ふと「このままで大丈夫かな?」と心配になることもありますよね。
子育てにテレビは不要?デジタルデトックスがよいと言われる理由
テレビはもちろん、最近では、スマホやタブレットなどのスクリーンに囲まれた生活が当たり前になっています。でも、小さな子どもにとって、長時間のデジタル機器の使用は、集中力や睡眠に悪影響を与える可能性もあると言われています。
① テレビの見すぎによる影響
長時間のテレビ視聴が続くと、以下のような影響が出る可能性があります。
- 集中力の低下:常に映像が流れていると、自分で考える力が育ちにくくなることも。
- 睡眠の質の低下:テレビを見続けることで脳が興奮し、寝つきが悪くなることがある。
- 運動不足:外遊びの時間が減り、体を動かす機会が少なくなる。
こうしたことを防ぐためにも、デジタルデトックスが注目されるようになりました。テレビを完全に禁止する必要はありませんが、「ちょっと見すぎかな?」と思ったときに意識的にデジタルから離れる時間を作ることも大切です。
私も、あまりにテレビ時間が増えてしまったときは「今日はちょっと控えめにしようかな」と考えるようにしています。テレビを見ること自体が悪いのではなく、“見すぎないようにする工夫”が大事だと考えています。
子育てには必要!デジタルデトックスはテレビを手放すことじゃない
「デジタルデトックス=テレビを完全にやめること」だと誤解してしまいがちですが、実はそうではありません。テレビを上手に活用すれば、親子のコミュニケーションのきっかけにもなります。
① 我が家で実践しているテレビのルール
我が家では、テレビを「悪」と決めつけず、次のようなルールをゆるやかに決めています。
- テレビをつける時間を決める(食事中はオフ、1日○時間まで)
- 親子で一緒に観て同じ時間を共有する
- 絵本や工作など、テレビ以外の遊びの時間も確保する
例えば、テレビを見終わった後に「さっきのキャラクター、なんであんな行動をしたんだろう?」と子どもに質問すると、ただ映像を楽しむだけでなく、考える力を育てることができます。
また、休日は意識的にテレビを減らし、代わりに絵本を読んだり一緒に工作をしたりすることで、テレビ以外の楽しみを増やすようにしています。テレビに頼る日があってもいい。けれども、ちょっとだけ意識して、テレビから離れる時間も設けるようにしています。
テレビと上手に付き合う、子育てにはゆるやかなデジタルデトックス
子育て中のテレビ利用に悩むママやパパは多いと思います。でも、テレビは決して“悪者”ではありません。
「子どもがテレビを見ている間にごはんを作れた」「一緒に番組を見て笑いあえた」そんな時間も子育てには必要ですよね。
大切なのは、見せすぎを防ぐ意識を持ちながら、子どもにとって良い刺激になる使い方をしていくこと。無理に手放すのではなく、家庭に合ったスタイルで「ゆるやかなデジタルデトックス」が一番ではないでしょうか?
・テレビの視聴時間をコントロールする
・ 親子で一緒に楽しむ時間を作る
・テレビ以外の遊びも充実させる
こうした工夫を取り入れることで、テレビとも上手に付き合いながら、子どもの成長をサポートしていきましょう!