「ご飯まだ?」旦那の一言にイラッ!ご飯の準備は妻の役目なの?

「ご飯の準備は妻がするもの」って考えはもう古くないですか?
もちろん、家庭によって役割分担はさまざまで、料理が得意な方がやるのが自然だと考えます。けれども、「主婦なんだから」「女なんだから」という理由だけで、当然のように妻にご飯準備を求めてくるのは違和感を感じます。

仕事が終わって子どものお迎えして、洗濯取り込んで、夕飯の支度して、とバタバタしてる最中に「ご飯まだ?」って言われると 、イライラを通り越して虚しくなります。

この記事では、なぜご飯準備が妻の負担になりがちなのか、そして負担を減らすための工夫や夫婦間のコミュニケーションのヒントをお伝えします。

 

旦那の「ご飯の準備まだ?」に込められた無意識の期待

このセリフ、一見するとただの質問に聞こえますが、裏に「ご飯は妻が用意して当然」という無意識の前提がある気がしてなりません。

多くの家庭では、子どもの頃に「母親が料理をする家庭」で育っていて、知らず知らずのうちに「料理=女性の役割」と刷り込まれていることがあります。なので、大人になっても自然と「ご飯は妻が作るもの」と思い込んでしまうためです。

本人に悪気がなくても、「ご飯は?」と繰り返されるとだんだんプレッシャーに感じることもあります。
私の場合、疲れてる日に「今日はお惣菜で済ませようかな」と思っていても、「ご飯できた?」と聞かれると、ちゃんと作らずにお惣菜を買って済ませることに少し罪悪感を感じてしまいます。

実際、SNSでも「旦那のご飯まだ攻撃に耐えられない」「せめて自分でレンジくらい使って」という声をよく見かけます。
なので、多くの家庭で共通するモヤモヤなんだということがわかり少しホッとしました。

ご飯の準備を旦那が手伝わないと起きること

ご飯の準備はただ作るだけではありませんよね。

・献立を考える(栄養バランスも気にする)
・買い物にいく
・材料をきる、焼く、煮る
・使った調理器具を必要に応じて洗う
・テーブルの用意をする

などなど、見えない手間がたくさんあります。
しかも、家族には残さず最後まで楽しく食べてほしいから「美味しいものを作らなくては」と責任感も加わって、毎日の仕事や家事育児と合わさるとけっこうな負担になります。

私自身も「ちゃんと手作りしなきゃ」と思い込んでいた時期がありました。そうすると心にも体にも余裕がなくなってちょっとした一言にもピリついてしまっていました。

ところがある時「今日はもう作らない!お惣菜祭りだ!」と開き直ってスーパーのお惣菜だけを夕飯に出すと、家族の反応が予想以上によくて、今まで手作りにこだわっていたのは何だったんだと肩の力が抜けた気がしました。

「今日は作らなくていい日!」と事前に決めておくとその日は気持ちがかなり楽になるのでおすすめです。レンチンごはん、コンビニの冷凍食品、カップスープ、なんでもOKです。「今日はこれでいいよね!」と笑いながら食べるだけで、逆に家族の時間が楽しくなって会話がはずむきっかけにもなりました。

 ご飯準備のイライラを減らすには?

ご飯準備のストレスを減らすには、まず「全部自分でやらなきゃ」という考えを手放すことが大事だと思います。

例えばこんな工夫があります。

  • 献立をルーティン化する:「月曜はカレー、金曜は丼系」など、ある程度パターンを決めて考える負担を減らす。
  • 冷凍食品や宅配を取り入れる:疲れてる日は無理せず、便利なサービスに頼る。
  • 調理・後片付けをパートナーと分担する:お互いの役割分担を見直す

ここで何よりも「夫婦で役割について話し合う」ことが大切です。
例えば、ご飯準備が大変なこと、自分も疲れてることなど全部抱え込まずにまずは伝えることが第一歩です。旦那だけでなく妻である女性自身も、無意識に「料理=女性」が刷り込まれて、「私がご飯の準備をしなきゃ」と思い込んでいる場合があります。

しっかり話し合うことでお互いの思い込みが見直されて、二人、或いは家族みんなにとって心地よい家事の分担が見つかるかもしれません。

 

ご飯準備=旦那や家族への愛情じゃなくていい

ご飯を作ることが愛情の証みたいに思われがちですが、 愛情の形は人それぞれです。
手抜きしても、デリバリーでも、イライラしているよりは笑顔で食卓を囲める方がずっと幸せだと私はきづきました。「ご飯まだ?」という一言にイラっとする時、それは自分が頑張りすぎて心の余裕を失っているサインかもしれません。

完璧じゃなくていい、家族も巻き込んでゆるく楽しく、毎日のご飯準備を乗り越えていけたらいいなと思います。