「おとうさんもいっしょに習い事に来て!」父親への一言に隠れた子どもの本音
「おとうさんも来て!」
子どもにそう言われたことはありませんか?
私の周りの専業主婦のママたちも、平日の習い事は母親が対応し、発表会や試合の日だけ父親が顔を出す…そんな家庭がほとんどでした。私も「仕事が忙しいし仕方ない」と思っていました。
「習い事に父親が関わることで何かが変わる?」
気になって調べてみると、父親が関わることで子どものモチベーションや成長に大きな影響があることがわかりました。
ほんの少しの関わりで、子どもの習い事がもっと楽しく、価値のあるものに変わるかもしれません。
父親が習い事に関わると、子どもにどんな変化がある?
①「見てもらえる」だけで自己肯定感が上がる
子どもは大好きな父親に「見てもらいたい」「認めてもらいたい」という気持ちを持っています。
例えば、習い事の練習を頑張っている姿を父親に見てもらえたら?
「すごいね!そんなことできるんだ!」と驚いてもらえたら?
子どもは「自分はできる!」と自信を持つことができ、やる気がさらにアップします。
実際、私の子どもも夫がたまに見学に来てくれた日には、いいところを見せようとはりきっていました。普段の練習では母親である私にしか見せてなかったことを、父親にも見せたくて仕方がなかったみたいです。
② 父親の視点が刺激になる
母親と父親では、同じことを見ていても違う視点で捉えることが多いですよね。
例えば、習い事のスポーツで「もうちょっとこうするといいかも」と父親がアドバイスすると、子どもは「そんな見方もあるのか!」と新しい気づきを得ることがあります。
もちろん、技術的な指導はコーチに任せるべきですが、父親からの視点での励ましやコメントが子どもの成長のヒントになることもあるかもしれません。
③ 習い事が「特別な時間」になる
子どもにとって、普段は仕事で忙しい父親と過ごす時間はとても貴重です。
「今日はおとうさんが送迎してくれる日」
「おとうさんが見学しに来てくれる日」
そんな日があるだけで、子どもはワクワクします。
いつもは母親と二人だけで行く公園も、たまに父親と一緒に来るとそれだけで特別に感じるのと同じように、習い事もまた「特別な日」になります。
忙しくてもできる!父親の簡単な習い事への関わり方
「でも、仕事で忙しいし、そんな時間には行けないし…」
そう思う方も多いですよね。
だから、毎回ではなくほんの少しの関わりでOKなんです!
① たまに送迎を担当してみる
仕事が休みだったり、少し早く帰れた日はぜひ送迎を担当してみて下さい。
送迎の道中、子どもとゆっくり話す時間が取れるかもしれません。
「今日のレッスン、楽しみ?」
「最近どんなこと習ってるの?」
短い会話でも、子どもは「おとうさんが興味を持ってくれている」と感じることができますし、親子のコミュニケーションを図る絶好の機会にもなります。
② 見学や発表会以外にも顔を出す
試合や発表会だけじゃなく、ふだんの練習風景を見に行くこと。
これだけでも子どもは喜びます。
実際、私の夫がたまたま休みや早く帰れた日に習い事の見学に行ったことがありました。
その日、帰宅後に子どもの目はいつもよりキラキラと輝いているように感じました。「おとうさんが見てくれている」この事実に子どもはいつもよりはりきって取り組むことができました。また、親子で話す共通の話題にもつながり、とても楽しそうな様子だったことが印象的でした。
③ 家で習い事の話を聞いて褒める
「おとうさん!今日こんなことできるようになったよ!」
そんな子どもの話に耳を傾け、
「すごいね!」と笑顔で言ってあげるだけでも、子どもにとっては大きな励みになります。習い事は練習だけがすべてではありません。日常の中での会話が、子どものやる気を引き出すヒントになるんです。
4. まとめ|父親の習い事へのちょっとの関わりで、子どもはぐんと成長する
子どもの「おとうさんも来て!」には、「父親に見てほしい」「父親に応援してほしい」という気持ちが詰まっています。
専業主婦のママがメインで習い事をサポートしている家庭も多いですが、父親がほんの少し関わるだけで、子どもはぐんと成長します。
・たまに送迎を担当する
・ 見学や発表会以外にも顔を出す
・ 家で習い事の話を聞いてあげる
「忙しいから無理」と思っていた父親も、まずはできることから始めてみませんか?
父親のちょっとした関わりが、子どもの習い事へのやる気をアップしてもっと楽しいものにしてくれるかもしれませんよ。